地盤改良・杭工事

 
建物などの構造物の真下に軟らかい地層があって構造物を支えられないときには,杭基礎や地盤改良により地盤を補強してから構造物を作る必要があります。地盤の補強方法にはいくつかの方法があり,状況に応じて適切な工法を採用することが必要になります。
 

主な施工法

 
柱状改良工法
鋼管杭工法

柱状改良は地中で土とセメントなどの固化材を混ぜて円柱状の改良体を造る工法です。当社で扱う柱状改良体の直径は50cm~1.5m程度です。改良径や改良深さは用いる施工機械の大きさで異なります。経済性が重視される戸建て住宅の場合には,直径50~80cm,最大深さ8m程度となるのが一般的です。

一口に地盤といっても場所によっていろいろな土質が分布しています。土質によってはセメントでは固まりにくいものもありますから,詳細な調査や豊富な経験に基づいて適切に設計するとともに,出来上がった改良体が設計で求められる強度を発揮しているかについて品質の検査をしっかりと行う必要があります。

 

 

 

当社で扱う鋼管杭の杭径は114~457mm程度です。杭1本あたりの支持力を大きくするために杭の先端に拡底翼と呼ばれる翼の付いた杭を回転させながら地中に圧入させて行き支持地盤に打設します。

柱状改良と違い杭自体の品質は確実ですが,施工費が比較的高くなる傾向にあります。戸建て住宅などでは,支持層が8m程度より深い場合で柱状改良が採用できないケースで小口径の鋼管杭が採用されることが多いです。

 

 

 

表層改良工法
 

建物など構造物の下に軟らかい地層が薄く分布する場合には,柱状改良や鋼管杭などの工法ではなく,軟らかい地層を一度掘り起こし,そこにセメントなどの固化材を混ぜて埋め戻す表層改良が適しています