地盤設計・解析
建物を支えるのは基礎です。そして基礎を支えているのは「地盤」です。「地盤」がしっかりしていないと建物と基礎の重さで傾いてしまいます。
傾かない建物にするにはどのような基礎を作れば良いのか?それには「地盤」の構造を知る事が不可欠です。
その構造を知るための調査が「地盤調査」です。
「地盤」は長い年月を経て地層を形成しています。その地層には環境により柔らかい部分や堅い部分、様々な物質が含まれています。
表面を見ただけではわからない「地盤」の詳細な情報を把握する為に、さまざまな調査方法をご提供致します。
堅い地盤
基礎
柔らかい地盤
主な調査方法
ボーリング調査
(標準貫入試験)
ボーリング調査は最も基本的な地盤調査方法です。
しかし、木造住宅ではあまり使われていません。
先端にサンプラーを取り付けたロッドの上に63.5kgの重りを76センチ自然落下させて打撃します。サンプラーを地面に30センチめり込ませるのに要する打撃数をN値といい、このN値によって地耐力がわかります。
同時にサンプラーで土を採取し、砂質土なのか粘性土なのかを調べることができます。正確な地盤調査ができる反面、かなり費用が掛かるため、RCの中規模以上の建物を建てる場合はこの方法を使って地盤調査をしますが、一般の木造住宅では使われていません。
サウンディング試験
木造住宅でよく使われる方法で、先端がキリ状の器具に荷重を掛け、25センチ下がるまでに、ハンドルを何回転させたかによって地盤の強さを表すN値を推定します。
深度10mまで測定することができます。
費用は比較的安価で、1箇所を調査する場合2万円ほどです。
通常は5箇所を調査するので、その場合の費用は5~8万円ほどです。
SWS試験による地盤調査は、作業スペースが1㎡程度、1箇所につき30分程度の時間で行えるので、手軽に採用されます。
・サウディング試験の詳細
載荷試験
平板載荷試験は、地盤に直接荷重をかけて地盤の強さを調べる地盤調査です。
地盤に直径30cmの円盤を設置し、そこにユンボなどの重機で荷重をかけ、地盤を調べます。
深さ約0.6mまでの地盤沈下量、地盤支持力、地盤反力係数などを調べることができます。
耐震調査
ボーリング調査は最も基本的な地盤調査方法です。
しかし、木造住宅ではあまり使われていません。
先端にサンプラーを取り付けたロッドの上に63.5kgの重りを76センチ自然落下させて打撃します。サンプラーを地面に30センチめり込ませるのに要する打撃数をN値といい、このN値によって地耐力がわかります。